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インフルエンザワクチン

インフルエンザ

インフルエンザは、冬の季節に主に流行する感染症で、A型、B型、C型の3つに分類されます。A型ウイルスは人や動物に感染し、主要な原因となっています。B型ウイルスも人に感染し、インフルエンザの原因となることがあります。C型ウイルスは比較的軽症の感染症を引き起こすことがありますが、流行することはほとんどありません。また、豚インフルエンザや鳥インフルエンザなどの動物型インフルエンザも存在し、これらは動物から人へ感染することが知られています。

感染経路

インフルエンザウイルスは、主に飛沫感染によって広がります。感染者がくしゃみや咳をすると、ウイルスが飛沫として空中に放出され、それを吸い込むことで感染します。また、感染者の手や触れた物を介して感染する接触感染もあります。感染後は、体内の細胞内にウイルスが侵入し増殖、その後発症に至ります。

症状

インフルエンザに感染すると、強い風邪のような症状が現れます。具体的には、発熱、喉の痛み、倦怠感、頭痛、咳などが挙げられます。特に、インフルエンザでは39℃以上の高熱や筋肉痛、頭痛がよく見られ、B型などでは下痢や嘔吐も起こることがあります。
インフルエンザの潜伏期間は1〜4日程度で、症状が現れてから約1週間で回復しますが、合併症を引き起こす可能性や高熱が続くこともあるため、注意が必要です。

合併症

インフルエンザに感染すると、合併症が起こる可能性があります。特に、高齢者、妊婦、免疫力の低下した人、慢性疾患を持っている人、子どもなどが合併症の発症リスクが高いとされています。主な合併症には、肺炎、髄膜炎・脳炎、心筋炎などがあります。

予防接種

4種類の株に対応しているため、今シーズン既にかかった方も接種を推奨します

  • 税込 4,000円 / 回
  • 23区内高齢者、港区在住の子ども、その他各種助成対応あり(要書類持参)
  • 13歳未満は2回接種(2-4週間あけて)
  • 13歳以上は1回接種(2回目追加接種も可能)
  • 9月時点で異例の流行状況のため早めの接種を推奨します
  • 午前は混雑しやすいためワクチンのみの方は午後をお勧めします

インフルエンザ予防接種 事前問診票

印刷・記入してご持参いただくとスムースです(助成対象の方以外)

事前問診票ダウンロード

持ち物

  • 来院時は必ずマスク着用をお願いします(マスクなしでは院内に入れません)
  • 保険証、診察券、(母子手帳)
  • 問診票(お持ちでない場合は院内で記載)
  • 助成対象の方は必要な書類(高齢者、港区在住の小児、その他)

接種できない場合

  • 来院時4度を越える発熱を認める場合(院内でも検温します)
  • 過去にインフルエンザワクチンでアレルギー反応があった場合
  • 重い卵アレルギーがある場合(軽い場合は要相談)
  • その他、当日の問診にて医師が接種見合わせと判断する場合もございます

その他

  • 接種日に生後6ヶ月に達している方が接種対象
  • お子さまの2回目接種の時期は、2〜4週間後が目安
  • 当院ではコロナワクチンとの同時接種は行なっておりません。

子どもの助成について

港区子どものインフルエンザ予防接種事業

当院は港区子どものインフルエンザ予防接種事業の指定医療機関です

  • 助成対象:港区民で、生後6ヶ月〜中学3年生の方
  • 助成金額:接種1回につき3,000円を区が負担(差額のみ自己負担)
  • 助成期間:自治体にご確認ください
  • 助成方法:区発行の受診カード(黄色)・住所記載の本人確認書類・母子手帳を持参
  • その他:助成に関するお問合せはみなと保健所(03-6400-0081)へお願いします

治療

インフルエンザの治療は、以下の方法があります。

抗ウイルス薬の使用

主に、タミフル(オセルタミビル)の経口薬やイナビル(バロキサビル)の吸入薬などの抗ウイルス薬を使用した治療が行われます。
特に、発症後48時間以内に使用することで、症状の軽減や、早期改善などの効果が期待されます。
また、ゾフルーザ(バロキサビル)などの新しい抗インフルエンザ薬も非常に有効とされています。

漢方薬

漢方薬の一種である麻黄湯は、抗インフルエンザ薬と同様の解熱や症状改善効果があるとされています。

症状の緩和

解熱剤や鎮痛剤を使用することで、症状を緩和させることができます。

休養

十分な休養をとり、栄養バランスの取れた食事を摂取することが重要です。

合併症の治療

合併症が発生した場合は、速やかに適切な治療を行う必要があります。