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小児科

小児科

お子さんの風邪や胃腸炎、乾燥による皮膚トラブルなど、内科的範疇の一般小児科に対応いたします。親御さんの受診とお子さんの受診、一緒の診察も可能です。院長は港区の幼稚園や保育園で多数の内科園医をしており、また港区の保育に関わる協議会委員でもあります。家に帰れば2人の子を持つ親として、実際に子どもを持って初めてわかったことも沢山ありますので、働くお父さんやお母さんのことも考えながら診療するように意識しています。

発熱で受診される方はこちら

当院では、以下のような子供の病気に対応しています。

当院では学童期以降のお子さんを主体に診察しております。発熱は概ね1歳以上に対応しております。特に生後6ヶ月未満の発熱などは重病リスクもあるため当院では対応しておりませんおで、近隣の小児科もしくは総合病院を受診するようお願いいたします。

当院では何らかの感染症が疑われる場合は、検査や診察の部屋を通常の診察室とは分けております。
感染対策のため、ご予約の上でご来院くださるようお願いいたします。

風邪

ウイルス感染により、鼻や喉の粘膜に炎症が生じる状態を指します。風邪を引き起こすウイルスは約200種類以上存在し、一般的な症状には喉の痛み、鼻水、発熱、全身の倦怠感、咳などがあります。ウイルスには抗菌剤が効かないため、適切な水分補給と休息が必要です。症状に応じて解熱剤などの対症療法が行われます。

気管支炎

気管や気管支などにウイルスや細菌が入り込み、炎症が起こった状態です。
鼻症状(鼻水・鼻づまり)や発熱、頭痛、倦怠感、咳などの症状が現れます。
主にウイルス感染が原因ですが、マイコプラズマなどの細菌も原因となることがあります。ウイルス感染の場合は、抗菌薬の効果がないため、水分補給と休息、対症療法が行われます。細菌感染の場合は抗菌薬による治療が行われます。気管支炎が重症化すると入院治療が必要となることがあります。

咳喘息

咳喘息とは、咳が長引く状態であり、喘息とは異なり喘鳴(ヒューヒュー、ゼイゼイ)を伴いません。咳だけが持続している場合、咳喘息の可能性があります。咳喘息は適切な治療を行い、気管支喘息に進展しないように注意が必要です。
気になる咳の症状がある場合は、早めに当院へご相談ください。

急性胃腸炎

ウイルスや細菌
感染が原因で胃や腸に炎症が生じている状態です。
主な症状には、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱などがあります。下痢が酷い場合には、脱水症状に十分注意しながら水分を摂取することが重要です。特にお子さんの場合、ノロウイルスやロタウイルスによって強い症状が現れることがありますが、ロタウイルスにはワクチンがあり、重症化を予防することができます。

インフルエンザ

インフルエンザ

インフルエンザウイルスによる感染症にはA型やB型などがあります。主に急な高熱、喉の痛み、鼻水、咳などの症状が現れます。さらに、胃腸症状も出ることがあり、重症化すると肺炎や脳症を引き起こす可能性があります。また、けいれん、意識障害、異常行動などの症状も現れることがあります。インフルエンザの予防には、手洗いやうがい、マスクの着用などが重要です。また、予防接種による発症及び重症化の予防をお勧めしています。

インフルエンザについて

突発性発疹

生後初めての発熱は、突発性発疹によるものが多く、生後半年から2歳頃までに発症しやすい傾向にあります。主に38℃以上の熱が数日続き、熱が下がると顔やお腹、背中などに発疹が現れます。その他の症状としては、軟便などがあります。突発性発疹は基本的に数日で消失し、痒みを伴うこともほとんどありません。数日経てば自然に治るため、治療の必要はありません。

溶連菌感染症

溶血性連鎖球菌による感染症では、主な症状として高熱や喉の痛み、リンパ節の腫れが現れます。のどが赤く腫れたり、舌の表面にブツブツしていちご舌となることもあります。嘔吐や下痢、かゆみのある小さな発疹が身体に現れることもあります。
この感染症は細菌によるものであり、抗菌薬による治療が行われます。重症化すると、リウマチ熱や腎臓病、アレルギー性紫斑病などに進行する可能性があるため、適切な治療を完治するまで継続して行うことが重要です。

手足口病、ヘルパンギーナ

手足口病とヘルパンギーナは、いずれもエンテロウイルス属のウイルスによる感染が原因です。特に乳幼児に感染が多く見られ、夏期に発症することが多い特徴があります。手足口病では、口内、手のひら、足裏、足の甲、肘、膝、お尻などに水疱が現れます。ヘルパンギーナでは、のどの奥に水疱が現れ、高熱が出ることがあります。口内に水疱がある場合、食事や水分摂取が困難になることがありますので、速やかに医療機関を受診してください。

水痘(みずぼうそう)

水痘・帯状疱疹ウイルスに初感染した際に発症します。感染後、約2週間の潜伏期間を経て、発熱が起こり、その後全身に赤い発疹が現れます。発疹の中心には水疱ができ、やがて破れてかさぶたとなります。水疱が存在する間は感染力が高く、全ての水疱がかさぶたになるまで登園や登校はできません。治療は抗ウイルス薬やかゆみを抑える塗薬などを使用します。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

ムンプスウイルスによる感染で発症し、急激に耳下腺(唾液をつくる組織)が腫れや痛みを引き起こします。腫れは両側に起こることがあり、発熱を伴う場合もあります。
通常、約1週間で自然に治癒しますが、重症化すると難聴や髄膜炎を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。特に男児の場合は、精巣炎などの合併症が起こることがあります。おたふくかぜはワクチンによって発症を予防することができます。感染力が強いため、登園や登校の際は医師の診断が必要になります。

麻疹(はしか)

麻疹が疑われる場合は当院では対応できません。近隣の総合病院などでご相談くださるようお願いいたします。

麻疹に感染すると、発熱や咳症状が現れ、しばらく治まった後に再び高熱が出て、全身に発疹が現れます。口腔内には白い斑点が見られることもあります。重症化すると肺炎などの合併症が生じる可能性があるため、注意が必要です。麻疹に対する治療は、有効な治療はなく、基本的には症状に対して対症療法が行われます。また、麻疹は非常に感染力が強いため、登園や登校には、医師の診断が必要となります。麻疹風疹混合(MR)ワクチンは、1歳頃と小学校入学前に接種することで、発症や重症化を防ぐことができます。

風疹(三日ばしか)

風疹を発症すると、全身に小さな発疹が広がり、高熱が出て、首のリンパ節が腫れます。通常、約3日で症状は改善しますが、風疹は妊娠初期に感染すると、胎児に先天性風疹症候群を引き起こし、難聴や白内障、心疾患などが起こることがあります。そのため、妊娠の可能性がある場合や周囲に妊娠の可能性のある方がいる場合は、特に感染に注意する必要があります。
風疹の発症や重症化を防ぐためにも、麻疹風疹混合(MR)ワクチンの接種を受けることが重要です。また、発症した際は、風疹の発疹が消えるまで登園や登校はできません。

伝染性紅斑(りんご病)

ヒトパルボウイルスB19に感染することで発症します。両頬がりんごのように赤くなり、手足にレース編みのような赤みが現れる特徴があることから、りんご病とも呼ばれています。発疹が現れる前には風邪症状が現れることもあり、この時期は周囲への感染力が強い特徴があります。頬の赤みが現れている段階では、感染の心配はほとんどなく、治療の必要もありません。

RSウイルス感染症

RSウイルス感染症は、乳幼児から高齢者まで幅広い年代の方に感染し、何度も繰り返すことがあります。特に冬期に流行し、風邪に似た症状を引き起こします。乳幼児が感染した場合、咳や呼吸困難を引き起こすことがあり、酸素吸入や点滴が必要になることもあるため、注意が必要です。咳や呼吸音に異常がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。

マイコプラズマ感染症

マイコプラズマ感染症は、肺炎を引き起こす細菌の1種であるマイコプラズマに感染することで発症します。子どもから高齢者まで幅広い年齢層に感染し、学校などでの集団生活では広がりやすい傾向があります。潜伏期間は通常2~3週間で、一般的な症状には咳や発熱が含まれます。咳が長引くことがあり、肺炎に進行することもあります。抗菌薬治療が有効ですが、耐性菌が増加しており、治療が長引く場合もあります。

百日咳

百日咳菌に感染すると、風邪に似た症状が現れ、咳などの症状が現れます。咳の症状は、特に夜間に乾いた咳が続くことがあり、乳幼児では重症化しやすいため、早めに医療機関を受診する必要があります。百日咳はワクチン接種によって、発症や重症化を予防することができます。